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「メディア対応・HUG解答編」研修を開催(兵庫)

 メディアからの取材、出演依頼が増えており、テレビ・新聞などメディア対応の基本を新聞・雑誌の場合、テレビ局の場合、それぞれについてポイントが説明されました。またHUGについては課題カードへの対応について解説を求められることが多いことから、参考解答例についての研修会が開催されました。

 とくにHUGの進め方については反響が大きく、
「今までモヤモヤしていたことが、すっきりした。」
「大変参考になった。」
という声が聞かれました。

日時 : 平成29年1月22日(日)13:30~16:30
会場 : 姫路商工会議所・本館 702 ホール(兵庫県姫路市)
講師 : 日本防災士会常務理事 橋本 茂
参加者:36名

参考:HUG教材の活用について
防災士 橋本 茂
(日本防災士会の統一見解ではありません)

 最近、全国各地で防災士がHUG指導を行う機会が増えていることから、HUGの実施方法についてご質問をいただくことが多くなっています。
 これまで200回以上のHUG訓練、避難所開設運営訓練を実施した経験から、HUG教材の活用については、以下に留意した方が、より教育効果があがると考えております。

(1)避難所開設運営に関しては、阪神・淡路大震災以降の災害教訓を経て、その重要なポイント、留意点はほぼ出尽くしている。

(2)避難所開設運営訓練の目的は、避難所開設時の混乱と避難者の苦痛を可能な限り避けるために、地域住民とくに自主防災組織役員が行政および避難所施設管理者と連携して、何を行うべきかについて明確なイメージを持ってもらい、かつそのための最低限の対処法・ノウハウを身につけてもらうことにある。

(3)HUGは、数多くの避難所開設運営訓練のなかで突出した知名度があり、教材にしたがって誰でもが実施できる優れた手法である。

(4)しかし、HUGの実施を希望する実施主体(とくに自治体)やHUGの指導にあたるものが一定の「思い込み」にとらわれていると、期待した教育効果が得られないだけではなく、参加者住民から無用の反発を招いて逆効果になる場合もある。

(5)指導者の最大の思い込みは「250枚のカードを全部やらなくてはいけない」ということ。カードをこなすことが目的ではなく、上記(2)が目的であることを確認すべきである。

(6)250枚のカードの読み上げ・対応は最短1時間で進めることは可能だが、これではノウハウはまったく残らない。このやり方の最大の問題点は、一つの課題について班のなかで意見交換できないことであり、「イメージし、考える」ことにつながらない。

(7)したがって、より教育効果をあげるためには、一つの課題について班のなかで意見交換し、皆で合意して(少なくとも一定の了解のもとに)対応を決めていくやりかたが望ましく、その議論の時間が1時間程度であるならば、カードは80~120枚程度にとどめるべきであろう。

(8)振り返りが決定的に重要であり、HUG全体としては3時間程度が必要となる。2時間以内しか時間がない場合は、HUGはやるべきではない。

(9)避難所運営については、施設部屋割、要配慮者対応、ペット対応等一定の鉄則がある。そのことを最後の「解説」でしっかりと説明すべきである。

(10)避難所開設運営訓練にはさまざまな手法があるので、HUGはあくまでもそのための1つの有効な手法だということを指導する側が意識するべきであろう。

参考資料:「避難所運営リーダーの養成について」(橋本茂:内閣府避難所の質の向上に関する検討委員会27.11.27提出)


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