Entries

《お知らせ》広島市大規模土砂災害の救援(広島市安佐北区)ルポ(第四報)

平成26年8月27日
(以下広島県支部会報第67号より転載)

   大規模土砂災害の救援(広島市安佐北区)ルポ

日時:2014年8月27日(水)9時~15時
被災地:広島市安佐北区可部大林町・高谷地区
参加:中央地区6名、西地区8名、安佐地区1名(計15名)

hiroshima260827-2
 土石流によって大量の瓦礫が流されてきた。それらを防災士のチームワークで懸命に取り除く(安佐北区)

 平成26年8月20日(水)午前3時過ぎからの局地的な豪雨により、広島市安佐北区可部、安佐南区八木、山本、緑井などで同時多発的に大規模な土石流が発生した「平成26年8月豪雨」。その死者は既に70人を超す大惨事となった。
 未明の暗闇のなか、連続的な積乱雲が湧くバックビルディング現象により豪雨と共に激しい稲妻が錯綜。この時、山の斜面を掛け下った土石流の速度は時速100キロを超していたことが指摘されている。いまだ行方不明者の捜索が続くなか、急ぎ救援ボランティアの活動が始まった。

hiroshima260827-3
 土石流が襲った工場は土砂に埋まり、2台の車は大破。惨状生々しい安佐北区可部大林町高谷付近

 立ち上がった広島県支部の有志は、災害の爪痕が痛々しい被災現場へ。8月27日午前9時、安佐北区災害ボランティアセンター(安佐北区総合福祉センター)には、東広島市や廿日市市など県内各地から15名の防災士が駆け付けた。それぞれゴム手袋やスコップなどを持参。ボランティア保険にも全員加入し、ボランティア登録を済ませて万全の準備で臨んだ。

 救援先は3時間雨量200ミリを超す豪雨で土石流が起きている安佐北区可部大林。車に分乗して避難所・ボランティアセンターともなっている大林小学校のグラウンドへ。そこからは地元の案内で、被災した山間の高谷地区に向かった。

 途中、土砂が山道を流れた跡や横転した自家用車が埋まった惨状を横目に、2グループに分かれて被災者宅を目指した。だが、地元の案内も不慣れなため最初はかつて水田だったという石だらけの河原へ。その場所で大きな石を移動させた後、近くの被災した呑田満宅に。そこは裏山から大量の土砂や流木が一気に屋内や周辺に流れ込んでいた。もし流れの方向が違っていたら、家族の生命は危なかったかもしれない。
 周囲は土砂と併せ太い幹の流木や家財の瓦礫が散乱。この日はムシ暑く、各自何度も水分補給をしながら、防災士のチームワークで手分けし、それらの瓦礫を片づけていった。屋内では、取り外した床板を並べ直したり家財を移動。さらには、床下に30センチ近く堆積した土砂を取り除く作業も。一部の廊下は床板を外すことができなかったため、暗い床下を這って少しずつ土砂をかき出した。一人が投光機の光で奥に潜って洗面器に土砂を入れ、他の一人が土砂を引っ張り出す地道な作業を繰り返した。その最前線で奥に潜ったのが伊藤貞夫防災士。鼻まで土砂にまみれながら奮闘した。

 こうして午後3時には作業を終え、被災した串井良蔵宅で懸命に泥出し作業を続けていたグループとも大林小学校で合流。互いに無事故を確認した後、全員で記念撮影を。快い疲れはあるものの、一人一人にとって貴重な災害救援ボランティアとなった。

hiroshima260827-4
作業終了後に加わった防災士1名を含めて記念撮影、プラス撮影者も(大林小学校グラウンドで)

スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://hqnews.blog.fc2.com/tb.php/18-0390ee6e

トラックバック

Appendix

プロフィール

日本防災士会事務局

Author:日本防災士会事務局
日本防災士会事務局からの、本部行事等のお知らせ、告知、ご報告です。

検索フォーム

QRコード

QR